人間関係ドロドロ!?おすすめ漫画5選
暗い、重いストーリーの作品は個人的に昔から好きです。
その中でも個人的におすすめの5作品を選んでみました。
人を選ぶ作品も多いですが、興味が出てきたら手にとって見てもらえると嬉しいです!
累
著者:松浦だるま
伝説の女優 「淵 透世」を母に持つ主人公「淵 累」
累は亡き母に似ても似つかぬ醜い容姿だった。
そんな累が母の遺した1本の口紅を手にする。その口紅は「キスをした相手と顔を入れ替える」力を持っていた。
その力を使い、累は顔を奪い女優としてのしあがって行く。
個人的に大好きな1作。話自体は重く、救いがあるような形の話ではない。
累とそれを取り巻く人間関係が非常に面白い。
また同著者の書いているスピンオフ小説も出ており、そちらもおすすめの1作品。
少年のアビス
著者:峰浪リョウ
閉鎖的な田舎町で描かれるこの作品。
高校生の主人公「黒瀬 令児」は、看護助手の母、引きこもりの兄、認知症の祖母との4人暮らし。町を出たいと思いつつ、家族を助けないといけない気持ちから日々を惰性で過ごしている。
そんな時、令児の好きなアイドルグループ アクリルの「青江 ナギ」と出会い、仲を深めていく。そんな彼女から、地元の自殺の名所「情死ヶ淵」の話題が出て、心中を持ちかけられる。
主人公を取り巻く人間関係、環境、希望がない状況で物語が進んでいく。
非常にクセのある母親、田舎の世間体、大人の関係性など見どころが多い。
話が終始重いため、一気読みには注意の作品。
殺し屋1
著者:山本英夫
いじめられっ子の主人公「イチ」。イチは通称「ジジイ」からマインドコントロールを受け殺し屋としての才能を発揮する。
マゾヤクザ「垣原」とサディスト「イチ」の邂逅、ジジイと垣原のグループそれぞれの思惑が交わる中「ヤクザマンション」で物語が進んでいく。
話は重く、残酷なグロ描写も多いが、真面目な話の中ふっと笑える描写、シュールな笑いも本作の魅力の1つだと思う。
マザーパラサイト
著者:佐藤洋寿
中学生の主人公、三木涼太は母 三木早苗と仲睦まじく暮らしている。
しかし元々孤児であった涼太は「理想の母親」を探しており、今の母親も何人目か。
そんな涼太は自信の理想の母親と思える 笠井薫と出会う。
そんな涼太と彼をめぐる母親の物語が描かれる。
涼太をめぐる関係性と母親同士の確執、ドロドロとした人間関係が見どころの一つ。
直接的な残酷描写は少なめなので、そういう描写が苦手な人にもおすすめ。
タコピーの原罪
著者:タイザン5
ハッピー星からやってきた宇宙人タコピー。
小学校4年生の女の子、久世しずかと出会い、空腹の時に食べ物をもらい良くしてもらう。
しずかは父親が家を出ていき、母親と二人暮らしで生活に余裕がない。彼女はチャッピーという犬を飼っており、犬が心の拠り所。
しずかは同級生の雲母坂まりなからいじめられている。
まりなの家庭も複雑で、まりなの父親としずかの母親は関係を持っている。
それがいじめの原因だった。
そんな中しずかの大事にしているチャッピーを保健所送りにされ、しずかは自殺してしまう。
しずかを助け、笑顔にするために、タコピーはハッピー星の過去に戻れる道具を使い、何度でもやり直すことにする。
いじめ、複雑な家庭環境、自殺、暗い要素がたくさん詰まっています。
話自体は非常に重く、いわゆる鬱漫画。
ただその話を抜けた先、ラストはうるっと来ます。
2巻完結で読みやすいのもおすすめポイントです。
終わりに
以上、人間関係がドロドロした重めの話5つでした。
重い話ばかりですが、面白いので気になった方は是非手にとって見てください。